2018年度:文学館企画展

2018年度:文学館企画展

第29回企画展 「上林暁の考えたこと」

2019年4月26日 16時50分 公開     2019年4月26日 16時50分 更新

 

期間 2019年1月11日(金)~3月31日(日)

時間 (平日)9時30分~18時00分 (土・日)9時00分~17時00分

入場 無料 (休館日:木曜・祝日・月末金曜)

会場:上林暁文学館(大方あかつき館2F)

日本独特の文学である「私小説」に生涯をかけた上林暁。全集全19巻には400の短編と約千の随筆等が収められています。上林暁は、時代の潮流に左右されない本物の文学では「詩」と「哲学」が大切だと考えていました。入野松原にある文学碑には「梢に咲ゐている花よりも 地に散ってゐる花を 美しいとおもふ」という上林文学の神髄を顕した言葉が刻まれています。今回の企画展では、上林暁が作品をおして考えた「哲学」に焦点をあててみました。以下展示キャプションです。

※(終了)全展示パネルを見ることができます。

 

     

1.なぜ私小説を書くか

2.私小説作法

3.私小説を解明する

4.私の小説勉強

5.小説を書きながらの感想1

6.七度生れ変わるとも文学をやりたい

7.政治的関心について

8.文学の説得力について

9.極静の地獄

10.文学の効用性と無用性

11.実作家の手記1

12.文学に現れた自然美について 文学と自然

13.一の藝二の藝

14.私は誠実でありたい

15.外的世界と内的風景

16.短歌小感

17.ジイド断想

18.東京だより

19.実作者の手記2

20.実作者の手記3

21.村の散歩者

22.行為の基準

23.ふるさと

24.生きる情熱

25.聖ヨハネ病院にて

26.私小説の道

27.私小説の厳しさについて

28.小説における嘘と真-柴田錬三郎君におたづねする-

29.擬宝珠庵

30.作家の感想

31.文学者と社会

32.悲観しない病者

33.自己に即して

34.魯迅の遺言

35.文学的忠言への感謝

36.小説を書きながらの感想

37.文学一家言

38.手前味噌-創作断想-

39.人及び書物

40.有効成分としての毒

41.馬鹿の一念

42.風当たりの辯

43.創作の秘密

44.実作者の手記4

45.パッとしない作家

46.まともな文章

47.一作家の覚悟

48.晴朗なる文学

49.植田馨歌集「海想譜」序

50.実作者の手記5

51.ものしり時代

52.生命を瞔める-わが人生処方-

53.巷の風景

54.谷崎潤一郎と直木三十五

55.故郷への回帰

56.小説の面白さに就き

57.文壇寓語

58.藤村にひきくらべて

59.小説における嘘と真-柴田錬三郎君におたづねする-

60.小説を書きながらの感想3

61.ふるさと エピローグ